ポメラニアンの毛色は変わる?猿期の見た目・人気カラー・抜け毛ケアをやさしく解説

オレンジ、クリーム、ホワイト、ブラック、ブラックタン、パーティーのポメラニアンを並べた毛色解説用のイラスト ポメラニアン

ポメラニアンといえば、やっぱりあのフワフワの毛! まん丸のシルエットに、もふっとした首まわり、くるんと背中に乗った可愛いしっぽ。 「動くぬいぐるみみたい!」と心を奪われるのは、あの豊かな毛並みがあってこそですよね。

でも、実際にポメちゃんをお迎えする前後で、飼い主さんがふと気になりやすいのがこんな疑問です。

  • 「子犬の頃と毛色が変わるって本当?」
  • 「よく聞く『猿期』ってなに?お顔の毛が抜けちゃうの?」
  • 「急に毛がスカスカになってきたけど、これって病気じゃないの…?」
  • 「フワフワだけど、抜け毛はやっぱり多いのかな?」

特に初めてポメラニアンをお迎えした飼い主さんにとって、一番の驚きは「猿期(さるき)」の変化だと思います。

昨日までコロコロでフワフワだったのに、ある時期から急にお顔まわりの毛がスッキリ抜けて、目のまわりや鼻先の印象がガラッと変わるんですよね。

SNSや写真で見て思い描いていた「理想のフワフワなポメラニアン」と少し違う姿になって、「うちの子、このままずっと毛が生えなかったらどうしよう…」と不安になってしまう方も、きっと多いはずです。

でも安心してくださいね。ポメちゃんの「猿期」は、大人の階段を登る途中で起こる、とっても自然な成長の証なんです。

もちろん、「毛が抜けているのは全部猿期だから大丈夫!」と決めつけてしまうのは少し心配ですが、あらかじめ「こういう時期があるんだな」と知っておくだけで、必要以上に焦らず、おおらかな気持ちで見守ってあげられますよね。

この記事では、そんなポメちゃんの毛並みについて、こんなことをまとめてお話ししていきます。

  • ポメラニアンの代表的な毛色の種類
  • 子犬から成犬になるまでの「毛色の変化」
  • 気になる「猿期」の見た目と時期
  • 「猿期」と「病気の脱毛」のやさしい見分け方
  • 日々の抜け毛ケアとブラッシングのコツ

ポメちゃんのフワフワな魅力を、変化していく過程までまるごと楽しめるようにお手伝いできたら嬉しいです!

芝生の上で笑顔を見せる白いポメラニアンの写真
ポメラニアンのふわふわの毛並みは、成長や季節によって印象が変わることがあります!

  1. ポメラニアンの毛色は成長とともに変わることがある
  2. ポメラニアンの代表的な毛色ってどんな色?
    1. オレンジ
    2. クリーム
    3. ホワイト
    4. ブラック
  3. ブラックタン
  4. パーティーカラー
  5. ウルフセーブル・セーブル系
  6. ポメラニアンの「猿期(さるき)」ってなに?
  7. 猿期はいつからいつまで続くの?
  8. 猿期の見た目って、具体的にどんな風に変わるの?
  9. 猿期と「病気の脱毛」はどう見分ければいい?
  10. 猿期の時期に気をつけたい「NGなお手入れ」って?
  11. ポメラニアンって、やっぱり抜け毛は多いの?
  12. ブラッシングは毎日やった方がいいの?
  13. ポメちゃんの綺麗な毛色や毛並みを守る「毎日のごはん」のお話
  14. ポメちゃんの毛色選び。「変化していく過程」までまるごと楽しんで迎えたい
  15. ポメラニアンの毛色や猿期についての「よくある質問」
    1. Q. ポメラニアンの猿期は、必ずどの子にもあるんですか?
    2. Q. 猿期で毛が抜けちゃったら、ちゃんと元のフワフワに戻りますか?
    3. Q. ポメラニアンの毛色は、大人になると変わるの?
    4. Q. 猿期の真っ最中だけど、カット(トリミング)してもいいの?
    5. Q. ポメラニアンに「ハチワレ」の模様ってあるの?
  16. Q. ポメラニアンはやっぱり抜け毛が多いですか?
  17. まとめ:ポメラニアンの毛色と猿期は、成長の「変化」までまるごと楽しもう!
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ポメラニアンの毛色は成長とともに変わることがある

ポメラニアンの毛色は、子犬の頃から大人のワンちゃんになるまでの間に「変わる」ことがよくあります。

もちろん、すべての子がガラッと大きく変わるわけではありません。 でも、子犬の頃は濃かった色がフワッと優しい色合いになったり、逆に成長するにつれて模様や色の入り方がハッキリしてきたりするんですよね。

ポメラニアンは、子犬特有のほわほわで柔らかい毛から、大人特有のしっかりした二重の毛(ダブルコート)へと生え変わっていく犬種です。 実はこの「大人の毛に生え変わる時期」に、毛の量や手触りだけじゃなくて、毛色の見え方まで一緒に変わることがあるんです。

だからこそ、子犬の頃の写真だけを見て、 「ずっとこの色のまま育つんだな」 「このフワフワのまま大きくなるはず!」 と思い込んでいると、後から「あれっ?」と少し戸惑ってしまうかもしれません。

ポメラニアンって、「大人の完成した姿」だけじゃなくて、「これからどんな風に変わっていくのかな?」という成長の過程までまるごと楽しむ特別な犬種なんです。

そんな風に思っておくと、「この先どんな姿を見せてくれるんだろう?」って、日々の成長を見守るのがもっともっと楽しみになりますよ♪


ポメラニアンの代表的な毛色ってどんな色?

オレンジ、クリーム、ホワイト、ブラック、パーティーカラーのポメラニアンが並んでいるイラスト

ポメラニアンの毛色って、実はとっても種類が豊富なんです!同じポメラニアンでも、毛色が違うだけでガラッと印象が変わるのも魅力のひとつですよね。 ここでは、お散歩やSNSでもよく見かける、代表的な毛色をいくつかご紹介していきますね。

オレンジ

「ポメラニアンといえばこの色!」と、真っ先に思い浮かべる方が一番多いのが、このオレンジではないでしょうか。 明るくてとっても華やかで、ポメちゃんらしい元気いっぱいな印象がありますよね。写真映えもバッチリな、まさにポメラニアンの王道カラーです!

子犬の頃は赤茶色っぽく濃く見えても、成長するにつれてフワッとやわらかい色味に落ち着いていく子もたくさんいます。 ただ、一口に「オレンジ」と言っても、しっかり濃いめの子や、淡くて優しい色の子、少しクリーム色に近い子など、グラデーションの幅が本当に広いんです。

血統書などに「オレンジ」と書かれていても、実際の色合いは「その子だけのオリジナルカラー」だったりするんですよ😊

クリーム

クリームは、ふんわりとやわらかくて、とっても優しい印象の毛色です。 白に近い淡い色から、少し黄みがかった温かみのある色まで、こちらも結構幅があるんですよ。ポメちゃん特有のフワフワ感がより引き立って、まさに「動くぬいぐるみ」みたいな愛らしさがありますよね。

ただ、色が淡くて綺麗だからこそ、どうしても涙やけやお口まわりの汚れが目立ちやすいという特徴もあります。可愛いお顔をキープするためにも、目元やお口元のお手入れは毎日の習慣にしてあげたいですね。

これは見た目を綺麗にするためだけじゃなくて、「目のまわりがずっと濡れたままになっていないかな?」「皮膚が赤くなってかゆがっていないかな?」と、ポメちゃんの小さな肌トラブルを未然に防いであげるための、とっても大切なスキンシップにもなりますよ。

ホワイト

ホワイトのポメちゃんは、まるで雪の妖精みたいで、清潔感があってとっても上品な印象ですよね。あの一面の真っ白なフワフワ感は、お散歩していても本当に目を引きます! ただ、子犬の頃は「真っ白!」に見えても、成長していくにつれて少しずつ優しいクリーム色がかってくることもあるんですよ。

白い被毛の子は、どうしてもお散歩の泥はねや涙やけなどの汚れが目立ちやすいですよね。

でもその分、飼い主さんの毎日の愛情たっぷりなケアが「真っ白な綺麗さ」として一番ハッキリ見た目に表れる、とってもやりがいのある毛色でもあるんです。 お散歩のあとの足先や、お口まわり、首まわりなどは、こまめに優しく拭いてチェックしてあげると安心ですね^^

ブラック

ブラックのポメちゃんは、キリッとしたかっこよさと可愛らしさが同居している、とっても魅力的な毛色です。小さな体でもグッと存在感があって、黒い毛にキラキラしたお目々が際立つので、表情がすごく豊かに見えやすいんですよね。

汚れが目立ちにくいという嬉しいメリットがある反面、少しだけ気をつけたいこともあります。それは「皮膚の赤みやフケが、黒い毛に紛れて見えにくい」ということなんです。

見た目が綺麗だと「毛色的に目立たないから大丈夫!」とつい安心したくなりますが、皮膚の乾燥やかゆみが隠れていることもあります。ブラッシングの時には、フワフワの毛を優しくかき分けて、根元の肌の状態までしっかり見てあげてくださいね。


ブラックタン

ブラックタンは、ツヤツヤの黒をベースに、目の上やお口まわり、胸元、足先などに茶色(タン)が入ったおしゃれな毛色です。 特に目の上のタンが「まゆげ」みたいに見える子は、ちょっと困ったようなお顔になったり、キリッとしたり、表情がとっても豊かで愛嬌たっぷりなんですよね!

実はこのタン模様、成長と一緒に少しずつ模様の広がり方や、黒と茶色の境目の印象が変わってくることも多いんです。 「子犬の頃の模様が大人になってもずっとそのまま!」とは限らないので、ぜひたくさん写真を撮って成長記録を残してあげてくださいね。「昔はこんなまゆげだったね〜!」なんて、後から見返すのが最高に楽しい毛色ですよ^^


パーティーカラー

パーティーカラーは、白をベースにして、そこに別の色がポンポンと入るポップな毛色です。 「白×オレンジ」「白×ブラック」「白×クリーム」など、色の組み合わせによって印象がガラッと変わるのが大きな魅力。そして何より、柄の入り方は完全にその子次第なので、「世界に一つだけ、この子だけの模様!」というオンリーワンの特別感があるんです。

ただ、この柄の出方も、体が大きくなったり毛が伸びたりするにつれて、少しずつ印象が変わってくることがあります。そんな「大人になったらどんな柄のバランスになるのかな?」というワクワク感も、パーティーカラーならではの醍醐味ですね!


ウルフセーブル・セーブル系

セーブル系は、毛先に黒っぽい色が混じることで、まるでアンティークのような深みのある陰影がつく毛色です。 実はセーブル系こそ、ポメラニアンの中でも一番「色の変化」が大きくて、面白い毛色なんですよ!

子犬の頃は全体的に黒っぽさが強くて「黒目のポメちゃんなのかな?」と思うくらいの子でも、成長とともに黒い毛が抜けて、内側からパッと明るいオレンジやクリーム色が出てくることがよくあります。 逆に、毛が重なり合うことで色の深みが増して、より大人っぽく綺麗になる子もいたりと、その変化は本当に千差万別。

ポメちゃんの中でも特に子犬期と成犬期で印象がガラリと変わりやすいので、「思っていた色と違ってきたかも…?」と最初は驚くかもしれません。でも、それこそがセーブル系の醍醐味!どんな色に落ち着くのか、魔法のような変化を一番近くで見守れるのは、飼い主さんだけの特権ですね✨


ポメラニアンの「猿期(さるき)」ってなに?

猿期で毛が少なく見える子犬のポメラニアンと、成長後にふわふわになったポメラニアンを比較したイラスト

ポメラニアンの「猿期」とは、子犬のほわほわな毛から大人のしっかりした毛へと生え変わるタイミングで、お顔まわりの毛が一時的に抜けて、まるでお猿さんのようなルックスになる時期のことです。

獣医さんが使う正式な病名などではなく、ポメちゃんの飼い主さんたちの間で親しみを込めて「猿期」や「お猿期」と呼ばれている言葉なんですよ。

ポメちゃんは成長するにつれて、子犬特有の柔らかい毛から、成犬らしいボリュームのあるダブルコートへと大変身していきます。 その生え変わりの途中で、どうしても「お顔の中心部分」と「外側の毛」のボリュームに差が出てしまって、目のまわりや鼻先がシュッとスッキリ見えちゃうんです。

この時期の写真を後から見返すと、たしかにちょっとお猿さんっぽくてクスッと笑えちゃう愛嬌があります(笑)。

実は、私が一緒に暮らしているパピヨンにも、全く同じような時期があるんです。 パピヨンの飼い主さんの間でも「猿期」や「ヤギ期(毛が抜けてひょろっとヤギみたいに見えるんです笑)」なんて呼ばれているんですが、私も初めてその変化を見た時は「えっ!?あんなにフワフワだったのに、なんか急に顔が細くなった!?」と本当にビックリしました。

だから、何も知らずに初めてその姿を見て「うちの子の毛、どうしちゃったの!?」とびっくりしてしまう飼い主さんの気持ち、すごくよく分かります!

でも安心してくださいね。これは立派な大人のワンちゃんになるための、とっても大切な途中経過。ポメラニアンの成長過程ではごく自然に見られる、期間限定の姿なんです!


猿期はいつからいつまで続くの?

ポメラニアンの猿期は、だいたい生後4ヶ月〜8ヶ月頃に見られやすいと言われています。

ただ、人間の子どもの成長スピードがみんな違うように、ワンちゃんの毛の生え変わりにもかなり個体差があるんです。早めに猿期がやってくる子もいれば、ゆっくりと変化していく子もいます。

終わる時期も本当にその子それぞれで、生後10ヶ月〜1歳頃にはフワフワ感が戻ってくる子もいれば、大人の毛量がしっかり完成するまでにもっとのんびり時間がかかる子もいます。中には「2歳、3歳くらいになって、やっとポメらしい立派な毛並みになった!」というケースも全然珍しくないんですよ。

だから、猿期に入って毛が少なく見えても、 「いつフワフワに戻るの?」 「このままスカスカだったらどうしよう…」 「うちの子だけ毛が少なくて変なのかな?」 なんて、焦りすぎなくて大丈夫です!ポメちゃん自身のペースを、おおらかな気持ちで見守ってあげてくださいね。

※ただし、こんな時は要注意! 基本的には自然な変化である猿期ですが、もし以下のような様子が見られる時は、ただの生え変わりではないかもしれません。

  • 皮膚が赤くなっている、ただれている
  • 強いかゆみがあって、しきりに掻いている
  • フケがたくさん出ている
  • 左右で極端に偏った抜け方をしている
  • そもそも元気や食欲がない

こういったサインがある場合は、「猿期だから大丈夫」と決めつけずに、念のため動物病院の先生に診てもらってくださいね。

猿期の見た目って、具体的にどんな風に変わるの?

猿期に入ったポメちゃんは、お顔の中心部分だけ毛が短くなったように見えたり、目のまわりから鼻先にかけてキュッとスッキリした印象になったりします。

具体的には、こんな変化がよく見られます。

  • お顔まわりの毛が薄く(少なく)見える
  • マズル(鼻のまわり)がシュッとスッキリする
  • 目のまわりの毛が減って、お顔の印象がガラッと変わる
  • 体全体の毛も、一時的にボリュームダウンして細く見える
  • 自慢のしっぽや、首まわりの毛がなんだかちょっと寂しくなる

まん丸でフワフワだった子犬の姿から、急にシュッとしたお顔立ちになるので、「えっ、本当にうちの子!?」と戸惑ってしまうのも無理はありませんよね。

でも、このちょっと不思議で愛嬌たっぷりの「猿期」の姿は、ポメちゃんの一生の中でほんの数ヶ月しか見られない、とっても貴重な期間限定の姿なんです。あとから振り返ると、「あのひょろっとした時期もたまらなく可愛かったな〜!」って思える、最高に愛おしい成長記録になります。

だからこそ、今のうちに「正面」「横顔」「後ろ姿」「しっぽの先」など、いろんな角度から今の毛量の変化が分かる写真をたくさん残しておくことを全力でおすすめします!

立派な大人のポメちゃんになってから見返すと、「同じ子なのにこんなに違うんだ!」「こんな時期もあったね」って、たまらなく愛おしく感じるはずですよ😊


猿期と「病気の脱毛」はどう見分ければいい?

ここは、ポメちゃんと暮らす上でぜひ知っておいていただきたい、すごく大切なポイントです。

猿期の抜け毛は自然な成長の証ですが、だからといって「毛が抜けているのは全部猿期だから大丈夫!」と自己判断してしまうのは、少し心配ですよね。

特にポメラニアンは、お肌や毛のトラブルが少し気になりやすい犬種でもあります。(「アロペシアX(ポメラニアン脱毛症)」という言葉をネットなどで見て、不安になったことがある飼い主さんもいるかもしれません。)

でも、飼い主さんがご自身で「この病気かも!」と病名を決める必要は全くありません。一番大事なのは、「今は様子を見ていていいのかな?」それとも「念のため病院の先生に診てもらった方がいいのかな?」というラインを、毎日のスキンシップの中で優しく見極めてあげることです。

たとえば、毛が抜けるだけでなく次のようなサインがある場合は、猿期と決めつけずに動物病院で相談してみてくださいね。

  • 皮膚が赤くなっている
  • 体をかゆがっている
  • フケがたくさん出ている、または皮膚がベタベタする
  • 毛が円形(一部だけ)にごそっと抜けている
  • 左右で抜け方のバランスが全然違う
  • 手足や顔はフワフワなのに、胴体だけ極端に抜けている
  • 毛質が急にパサパサ・ゴワゴワになった
  • いつもより元気がなくて、食欲も落ちている

逆に言えば、ご飯もモリモリ食べて元気いっぱいで、お肌に赤みやかゆみもなく、年齢的にも猿期の時期(生後4ヶ月〜8ヶ月頃)に当てはまるなら、「大人の毛への生え変わり」として温かく見守ってあげて大丈夫なことがほとんどです。

「それでもやっぱり不安…」という時は、ぜひスマホで今の状態をこまめに写真に残しておいてくださいね! 病院に行くことになった時でも、「1週間前、2週間前と比べてこんな風に変わりました」と先生にパッと見せることができるので、先生も経過が分かりやすく、より的確に診てもらえますよ。


猿期の時期に気をつけたい「NGなお手入れ」って?

猿期で毛が少なくなってくると、「なんだかスカスカでかわいそう…。一度短くカットして、丸く綺麗に整えてあげようかな?」と焦ってしまう飼い主さんも多いと思います。

でも、ここで一番気をつけていただきたいのが「全身を短く刈り込むようなカット」なんです。

ポメラニアンの被毛は、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造になっている「ダブルコート」という毛質です。この仕組みを考えずに短く刈り込みすぎてしまうと、大人の毛が元通りに綺麗に伸びにくくなってしまったり、毛質がパサパサに変わってしまったように感じることがあるんです。

もちろん、カットをすること自体が全部ダメというわけではありません! お散歩で滑らないように足裏の毛をカットしたり、ウンチがつきにくいようにお尻まわりをスッキリ整えたりといった「清潔を保つための部分的なお手入れ」は、むしろ必要なケアです。

ただ、猿期の真っ最中に「全体を丸く見せたいから」と、自己判断で大きく刈り込んでしまうのは避けた方が安心です。

もしこの時期にトリミングサロンにお願いする時は、トリマーさんにこんな風に伝えてみてください。

  • 「今、猿期(毛の生え変わり時期)かもしれないんです」
  • 「あまり全体を短くしすぎたくないです」
  • 「バリカンは使わずに、ハサミ中心で自然に整えてもらえますか?」
  • 「今は大人の毛が作られている途中なので、今回は様子見でお願いします」

プロのトリマーさんに今の状況や「短くしたくない」という希望をしっかり伝えておくと、「お迎えに行ったら、思っていた以上に短くなっちゃっていた!」というすれ違いをしっかり防ぐことができますよ。


ポメラニアンって、やっぱり抜け毛は多いの?

結論から言うと、ポメラニアンは抜け毛がしっかりある犬種です。 あのフワッフワな見た目の通り、とっても毛量が多いんですよね。とくに春や秋の「換毛期(毛の生え変わり時期)」になると、「ブラッシングしてもしても、無限に毛が抜けてくる…!」とビックリする飼い主さんも多いと思います。

ソファやお出かけ用の服、カーペット、そしてお部屋の隅っこ。毎日お掃除していても、気づけばフワッとした毛がどこかに落ちている……という「毛と共存する暮らし」になることは、最初にある程度覚悟しておいた方がいいかもしれません(笑)。

でも、抜け毛が多いって、決して悪いことばかりじゃないんですよ! 「毛が抜けるからブラッシングしてあげなきゃ」という毎日の習慣が、結果的にポメちゃんの皮膚に赤みがないかチェックできたり、痛い毛玉を防いであげられたりするんです。何より、大好きな飼い主さんに優しくブラシで撫でてもらう時間は、ポメちゃんとの最高に幸せなスキンシップの時間になります。

ポメラニアンの毛は、見た目の可愛さを作っているだけではなく、体温調節をして皮膚を守ってくれる「大事なバリア」です。 「抜け毛をゼロにするぞ!」と気を張るのではなく、「自然に抜けていく毛をためこまないように、優しく整えてあげる」くらいのゆったりした感覚で向き合うのが、お互い心地よく過ごせるコツですよ。

ブラッシングは毎日やった方がいいの?

飼い主にブラッシングされて気持ちよさそうに座るオレンジ色のポメラニアンのイラスト

ポメラニアンは、できれば毎日の習慣としてブラッシングをしてあげたい犬種です。

でも、「毎日しっかり時間をかけて、全身を完璧にやらなきゃ!」と気負う必要はまったくありませんよ。短時間でもこまめに毛をほぐしてあげることで、痛い毛玉やもつれをグッと防ぎやすくなります。

特に毛玉ができやすい「要注意ポイント」は、このあたりです。

  • 耳の後ろ
  • 首のまわり
  • 脇の下
  • 内もも
  • お尻まわり
  • しっぽの付け根

フワフワな表面だけをサッとなでるようにブラシをかけても、実は内側の見えない毛(アンダーコート)がガチガチに絡んでいる…なんてこともよくあります。毛を少しずつかき分けながら、根元に近い部分まで優しくとかして確認してあげるのがポイントです。

ただし、ここで注意したいのが「力加減」です。ポメちゃんの皮膚はたっぷりの毛に守られている分、外からは見えにくいので、力を入れすぎるとデリケートなお肌を傷つけてしまうことがあります。

もしポメちゃんがブラシを嫌がる時は、「痛い」「怖い」「じっとしている時間が長くて退屈!」といった理由があるのかもしれません。

だからこそ、最初から全身完璧を目指さなくて大丈夫です!

  • 「今日は首まわりだけやろう」
  • 「明日は耳の後ろだけがんばろう」
  • ちょこっとでもできたら、大げさなくらいに褒める!
  • 本人が「イヤッ!」と怒る前にサッと終わらせる

これくらいの「ゆる〜い気持ち」で進めるほうが、お互いにストレスがなく、結果的に毎日の楽しいスキンシップとして続きやすいですよ^^


ポメちゃんの綺麗な毛色や毛並みを守る「毎日のごはん」のお話

ポメラニアンのフワフワで綺麗な毛並みは、外からのブラッシングだけで作られるわけではありません。 毛も大切な「体の一部」なので、毎日のごはんや体調からすごく影響を受けるんですよね。

良質なたんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルなど、体を作るための栄養が足りていないと、毛のツヤがなくなったり、お肌のコンディションに影響が出たりすることがあります。

でも、だからといって「毛並みを良くするためには、絶対にこのドッグフードが一択です!」なんて言い切ることはできないと私は思っています。

ポメちゃんにも、ご飯をなかなか食べてくれない子、涙やけが気になりやすい子、ぽっちゃりしやすい子、パテラ(足腰の関節)が心配な子、お腹がゆるくなりやすい子……本当にいろんな子がいますよね。 だから、「毛並みのためだけ」にごはんを選ぶのではなく、その子の「体全体の状態」をしっかり見ながら選んであげることが何より大切なんです。

たとえば、

  • 涙やけやお腹の調子も一緒にケアしたい
  • 気分屋で、日によって食いつきにムラがある
  • 運動量が少なめだから、太らせたくない
  • 足腰への負担が心配だから、関節ケアもしたい
  • お口が小さいから、食べやすい小粒がいい

もしこんな風に、毛並み以外にも気になるお悩みがあるなら、食べやすさや長く続けられるかどうかも含めて、毎日のごはんを見直してみるのもひとつの手です。

毛並みケアの土台にもなる「毎日のごはん選び」。ポメちゃんのような小型犬にぴったりのドッグフードの選び方や、お悩み別の比較についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、気になった方はぜひのぞいてみてくださいね!

>>涙やけ・偏食・パテラ…「うちの子のお悩み」から選べる小型犬のドッグフード比較


ポメちゃんの毛色選び。「変化していく過程」までまるごと楽しんで迎えたい

ポメラニアンをお迎えする時、「どの毛色の子にしようかな?」と惹かれるのはとっても自然なことですよね。

  • 「オレンジの明るくて元気なところが好き!」
  • 「クリームのやわらかいフワフワ感に癒される」
  • 「ホワイトの雪みたいな上品さに惹かれたな」
  • 「ブラックタンの豊かな表情がたまらなく可愛い!」
  • 「パーティーカラーの、その子だけの個性に一目惚れしちゃった」

どんなきっかけでも、どれも本当に素敵な出会いだと思います。 ただ、「絶対にずっとこの色!この見た目!」と思いすぎていると、成長してからの変化に少し戸惑ってしまうかもしれません。

子犬の頃より色がフワッと薄くなることもあるし、一時的に毛のボリュームが減って見えることもある。猿期でお顔の印象がシュッと変わることもあるし、大人になってからようやく立派な毛並みが完成することもあります。

ポメラニアンは、「大人の完成した姿」だけを楽しむ犬種ではありません。 どんどん変わっていくその途中経過すらも、まるごと全部が愛おしい犬種なんです。

少しスカスカになった猿期のちょっと不思議なお顔も、少しずつ大人の毛が戻ってくる過程も。あとから写真を見返した時に、「こんな時期もあったね」と笑い合える、その子と飼い主さんだけの特別な宝物になりますよ✨


ポメラニアンの毛色や猿期についての「よくある質問」

Q. ポメラニアンの猿期は、必ずどの子にもあるんですか?

A. 多くの子で見られますが、目立ち方にはかなり個体差があります!

はっきりと「お猿さん!」というお顔になる子もいれば、「少し毛が減ってスッキリしたかな?」くらいで、あまり目立たずに終わる子もいます。猿期があまり目立たなくても、ちゃんと大人の毛に生え変わっているので心配しなくて大丈夫ですよ。

Q. 猿期で毛が抜けちゃったら、ちゃんと元のフワフワに戻りますか?

A. 成長による生え変わりなら、時間をかけてしっかり大人の毛に変わっていきます!

ただ、ポメちゃんの毛の成長スピードはゆっくりなことも多いので、焦らず見守ってあげてくださいね。 ※ただし、皮膚が赤くなっている、かゆがっている、フケが出ている、左右で極端に抜け方が違うといった場合は、猿期ではなく皮膚トラブルの可能性があるので、念のため動物病院で診てもらってください。

Q. ポメラニアンの毛色は、大人になると変わるの?

A. はい、変わることはよくあります!

子犬の頃よりも全体的に色がフワッと薄くなったり、セーブル系の子は毛先の黒っぽい色が抜けたり、逆にパーティーカラーの子は模様の境目がはっきりしてきたりします。 変化の仕方は本当にその子それぞれで個体差が大きいので、「どんな色に落ち着くかな?」とワクワクしながら成長を見守ってあげてくださいね。

Q. 猿期の真っ最中だけど、カット(トリミング)してもいいの?

A. 部分的なお手入れはOKですが、全身を短くするのは少し待った方が安心です!

お散歩で滑らないように足裏の毛をカットしたり、お尻まわりを清潔に保つために整えたりするのは必要なケアです。でも、全身を短く刈り込んでしまうと、これから生えてくる大人の毛が綺麗に伸びにくくなることがあるので要注意。 サロンにお願いする時は、トリマーさんに「今、猿期なんです」としっかり伝えて、短くしすぎない方向で相談してみてくださいね。

Q. ポメラニアンに「ハチワレ」の模様ってあるの?

A. 実は存在しますが、とっても珍しいです!

ハチワレ(お顔の真ん中が白く抜ける「ブレーズ」という模様)は、毛色の分類でいうと「パーティーカラー」に含まれます。 ポメラニアンでハチワレをあまり見かけないのは、オレンジやクリームなどの単色が圧倒的に人気なことと、毛が長くフワフワに伸びるため、成長とともに模様の境目がぼやけやすいことが理由です。 パピヨンやチワワ、猫ちゃんではおなじみの模様ですが、ポメちゃんでくっきりしたハチワレを見かけたら、かなりレアでラッキーかもしれません!

Q. ポメラニアンはやっぱり抜け毛が多いですか?

A. はい、フワフワな見た目の通り、抜け毛はしっかりあります!

ポメラニアンは「ダブルコート」といって、保温のための柔らかい下毛がたっぷり生えている犬種なので、どうしても日常的な抜け毛があります。特に春と秋の「換毛期(毛の生え変わり時期)」には、びっくりするくらい抜け毛が増えることも! そのため、こまめなブラッシングとお部屋のお掃除は、ポメちゃんと暮らす上で欠かせない日課になります。ただ、ブラッシングは最高のスキンシップにもなるので、ぜひ愛犬とのコミュニケーションタイムとして楽しんでみてくださいね😊


まとめ:ポメラニアンの毛色と猿期は、成長の「変化」までまるごと楽しもう!

ポメラニアンの毛色は、オレンジやクリーム、ホワイト、ブラック、そして個性あふれるパーティーカラーやセーブル系など、本当にバラエティ豊かです。

でも、どの毛色のポメちゃんを選んでも、子犬の頃から大人になるまでには、色の見え方や毛量、毛質にたくさんの「変化」が訪れます。

特に「猿期」と呼ばれる時期は、初めて経験する飼い主さんにとっては少し驚きの連続かもしれません。

  • お顔まわりの毛がスッキリ抜けて見える
  • 体の毛が一時的にスカスカに感じてしまう
  • 子犬の頃の「まん丸」な印象から、急に「シュッ」とした顔立ちになる

でも、それはポメちゃんが一生懸命、立派な大人の毛を育てている途中の姿です。 大切なのは、必要以上に焦ったり不安になったりしないこと。そして、お肌の赤みやかゆみといった「病気のサイン」がないかを、冷静に、かつ優しく見守ってあげることです。

ポメラニアンのあのフワフワな美しさは、ただ放っておけば出来上がるものではありません。 毎日のブラッシング、お肌のチェック、栄養を考えた食事、そして心地よい生活環境。そんな飼い主さんの「毎日の小さな積み重ね」があってこそ、その子らしい輝くような毛並みが育っていきます。

猿期の少し不思議で愛嬌たっぷりなお顔も、毛色が変わっていくグラデーションのような過程も、あとから振り返ればきっと「あんな時もあったね」と笑い合える大切な思い出になります。

「完成した姿」を待つだけではなく、日々変わっていくポメちゃんの姿を、ぜひまるごと楽しんであげてくださいね!


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